SNSロゴの利用規約まとめ|Instagram・X・LINE・YouTubeなどの使用ルール

SNSのロゴをWebサイトやLP、広告、提案資料などに掲載するとき、「公式アカウントへのリンクだから自由に使ってよい」と考えるのは危険です。Instagram、Facebook、X、YouTube、TikTok、LINEなどのロゴは、各社の商標をはじめとする知的財産として保護されており、サービスごとに利用規約やブランドガイドラインが定められています。

本記事では、「SNSロゴ 利用規約」を調べているWeb担当者・広告担当者向けに、主要SNSのロゴ使用ルール、公式ダウンロード先、よくあるNG例をまとめます。

先に結論
SNSロゴを使うときは、①公式配布データを使う、②色・形・比率を勝手に変えない、③必要な余白・最小サイズを守る、④提携・公認と誤認させない、⑤用途ごとの事前許可要件を確認する、の5点が基本です。規約は変更されるため、制作時には必ず最新の公式ガイドラインを確認してください。

SNSロゴは自由に使える?利用規約を確認すべき理由

SNSのロゴは、単なる装飾用の画像ではありません。各SNS運営会社のブランドを示す重要な資産であり、商標権を中心に、場合によっては著作権などの権利も関係します。

そのため、公式ロゴを掲載するだけでも、各社が定めるブランドガイドラインや商標ポリシーに沿った使い方が必要です。特に企業サイト、広告、LP、営業資料、印刷物などの商用利用では、個人利用より慎重な確認が求められます。

  • Google画像検索などから拾ったロゴをそのまま使わない
  • ロゴの色・形・縦横比・余白を独自に変更しない
  • 公式との提携・推奨・スポンサー関係を誤認させない
  • 広告・大型印刷物・映像など、用途別の許可要件を確認する
  • 旧ロゴではなく、現在の公式アセットを使用する

主要SNSのロゴ利用規約・公式ガイドライン一覧

まずは主要SNSのルールを一覧で確認しましょう。以下は2026年9月時点の公式情報をもとに整理しています。

SNS 主な注意点 事前許可 公式ガイドライン
Instagram 公式配布アセットのみ使用。提携・スポンサー関係を誤認させない 放送・ラジオ・OOH・A4超の印刷物などは申請が必要 Instagram Brand Resource Center
Facebook 現行の公式ロゴを使用。色変更・立体化・影・独自加工は禁止 用途により確認が必要 Facebook Brand Resource Center
X 公式ブランドツールキットを使用。ポストを掲載する場合は内容を改変しない 用途に応じて確認 X Brand Toolkit
YouTube 公式ブランドアセットを使用。誤認を招く商標利用は避ける 用途によりブランド許可が必要 YouTube Brand Resources
TikTok Brand and Use Guidelinesを確認。開発者向け規約ではロゴ等の利用に事前書面許可を要求 用途によって必要 TikTok Design Guidelines
LINE 変形・色変更・装飾・回転などは禁止。最小サイズとアイソレーションを遵守 広告・販促等は専用ガイドラインを確認 LINE APP ICON GUIDELINE
LinkedIn フルロゴは原則ライセンスが必要。[in]ロゴは会員向けルールに従って利用可能 フルロゴは原則必要 LinkedIn Brand Guidelines

「SNSロゴは全部同じルール」と考えず、掲載する媒体と用途ごとに公式規約を確認することが重要です。

主要SNSのサイズ・余白ルール早見表

SNS 最小サイズ・申請基準 余白・その他数値
Instagram A4(210×297mm)以上の印刷物、OOH・放送・ラジオは事前申請 現行公開本文では一律の最小px値を明示していない
Facebook デジタル:幅16px以上/印刷:幅6mm以上 基本余白:ロゴ幅の1/4。別コンテンツとはロゴ幅の1/2以上離す
X 現行ガイドでは一律の最小px値を明示していない 上下左右にロゴ幅と同じ寸法以上の余白
YouTube 現行公開本文では一律の最小px値を明示していない 公式アセットの比率・色を維持。輪郭線や独自色は禁止
TikTok 公開本文では一律の最小px値なし。ロゴ等は事前の書面許可を確認 公式Asset Packと許可条件に従う
LINE Brand Icon:モバイル40px/PC20px/印刷10mm以上 アイソレーション内に他要素を置かない
LinkedIn [in]部分の高さ:画面21px以上/印刷6.35mm以上 元データの最大サイズを超えて拡大しない

Instagramロゴの利用規約|A4以上の印刷物・OOHは事前申請

Instagramのロゴ・グリフ・スクリーンショットを使う場合は、MetaのBrand Resource Centerで配布されている承認済みアセットのみを使用します。検索サイトや素材サイトから入手したロゴは、旧デザインや非公式データの可能性があるため使用しないほうが安全です。

特に重要なのが、媒体による許可の要否です。Instagramの現行公式ガイドラインでは、放送、ラジオ、OOH(屋外広告)、A4サイズ以上の印刷物でInstagramアセットを使用する場合、事前の許可申請が必要とされています。A4は210mm × 297mmです。申請は英語で行い、Instagramロゴをどのように掲載するか分かるモックアップを添付します。

  • 使用素材:公式Brand Resource Center配布のロゴ・スクリーンショットのみ
  • 事前申請が必要:放送、ラジオ、OOH、A4(210×297mm)以上の印刷物
  • 申請方法:英語で申請し、実際の使用イメージが分かるモックを提出
  • ブランドの見せ方:Instagramを自社ブランドより目立たせない
  • 禁止される見せ方:Instagramとの提携・スポンサー・推奨関係があるように誤認させる表現

さらに「Instagram」という文字を文章中で使用する場合もルールがあります。先頭の「I」は大文字にし、周囲の文章と同じフォントサイズ・スタイルで表記します。「Instagram」を省略・変更・翻訳したり、「Insta」「gram」を自社ブランド名と組み合わせたりする使い方は避ける必要があります。

サイズについて
現在のInstagram公式Brand Resource Centerの公開本文では、すべての用途に共通する「最小○px」という数値は明示されていません。古いガイドラインに記載された数値を流用せず、実際に使用する時点で公式ロゴパック内の最新仕様を確認してください。

Facebookロゴの利用規約|最小16px・印刷6mm

Facebookでは、現在の青い円の中に白い「f」が公式ロゴです。新しいWebサイトや広告、資料では必ず現行版を使い、Google画像検索などから取得した旧ロゴ・非公式データは使わないよう公式に案内されています。

サイズと余白は数値で規定されています。ロゴ幅を「X」とすると、基本のクリアスペースは上下左右にXの1/4です。また、他のロゴやテキストなどのコンテンツとは、少なくともロゴ幅の1/2相当を離すよう案内されています。

項目 Facebook公式ルール
デジタル最小サイズ 幅16px以上
印刷最小サイズ 幅6mm以上
基本クリアスペース ロゴ幅Xの1/4を上下左右に確保
他要素との距離 ロゴ幅の1/2以上を目安に離す

禁止例も具体的です。色の変更、3D化、影・輪郭などのエフェクト追加、「f」だけの切り出し、Facebookワードマークや「いいね」マークを公式ロゴの代わりに使うことなどは避けます。ロゴの横に独自に「Facebook」と書き足して一体化させる使い方も推奨されていません。

X(旧Twitter)ロゴの利用規約|余白はロゴ幅と同じ

Xは公式Brand Toolkitで、黒・白のXロゴ、@handle用ロックアップ、パートナー用ロックアップなどを配布しています。現行のQuick Guideでは、基本色は黒と白です。白背景では黒ロゴ、黒背景では白ロゴを基本とし、非デジタルなど単色背景にできない環境では、明るい背景に黒、暗い背景に白を使います。

余白の指定はかなり明確で、ロゴの周囲には、ロゴ幅と同じ寸法以上の空白を上下左右すべてに確保します。たとえば表示するXロゴの幅が32pxなら、左32px・右32px・上32px・下32px以上のクリアスペースを取るイメージです。

  • 基本色:黒または白
  • クリアスペース:上下左右それぞれ「ロゴ幅と同じ寸法」以上
  • @handleと併記:ユーザー名の文字高さはロゴ高さの100%を推奨
  • ポスト掲載:実際のポストを使い、本文を変更しない。スペル修正も含めて改変しない
  • 旧Twitterロゴ:新規制作物では現行Xブランドアセットを優先

最小サイズの注意
現行のX Brand Quick Guideには、一律の「最小16px」のような数値指定は掲載されていません。旧Twitter時代のガイドラインにあった数値を、そのまま現行Xロゴへ適用しないよう注意してください。

YouTubeロゴの利用規約|色・輪郭・比率を変更しない

YouTubeは公式のBrand Resourcesで現行ロゴとアイコンを配布しています。第三者サイトから取得した画像ではなく、brand.youtubeの公式ファイルを使用してください。

公式ロゴページでは、ロゴを改変しないことに加え、ロゴに輪郭線を付けること、独自のカラーバリエーションを作ることが禁止例として示されています。赤い再生アイコンや文字部分の比率を変更したり、自社ブランドカラーに塗り替えたりしないことが重要です。

  • 公式配布のYouTubeロゴ・アイコンをそのまま使用する
  • 縦横比を変更しない
  • 独自色へ変更しない
  • 輪郭線・縁取りなどを追加しない
  • YouTubeとの提携・認定・スポンサー関係を誤認させない

サイズについては、現在の公開Brand Resources本文で全用途共通の「最小○px」という数値がテキストでは明示されていません。古いブランドガイドラインや第三者サイトの数値を転用せず、使用時点の公式アセットとページに表示される最新仕様を確認してください。

TikTokロゴの利用規約|原則、事前の書面許可を確認

TikTok for DevelopersのDesign Guidelines(2026年8月4日更新)では、TikTokのロゴ、アイコン、シンボル、デザインを事前の書面による許可なく使用してはならないと明記されています。単に「TikTokへのリンクを置くから自由にロゴを使える」とは考えず、対象用途に適用されるBrand and Use Guidelinesを確認する必要があります。

  • ロゴ等の利用:事前の書面許可が必要とされる
  • 使用データ:TikTokが提供する公式Logo / Button asset packを利用
  • 第三者の権利:他社・他人の名称、ロゴ、アイコン等も権利者の許可なく使用しない

なお、同ページの公開本文には、一律の最小px数は掲載されていません。サイズを独自判断で決めるのではなく、許可条件と合わせて、利用するアセットパック側の最新仕様を確認しましょう。

LINEロゴの利用規約|モバイル40px・PC20px・印刷10mm以上

LINEのロゴ・アイコンはLINEヤフー株式会社の権利物で、公式のLINE APP ICON GUIDELINEに従って使用します。原則として、配布されたロゴデータを変形・加工せず、そのまま使用します。

使用環境 Brand Iconの最小高さ
モバイル 40px以上
PC 20px以上
印刷物 10mm以上

LINEアプリを示すAPP ICONも、モバイルでは40px以上、PCでは20px以上が最小サイズです。また、ロゴ周囲には「アイソレーション(不可侵領域)」が設定されており、その範囲内へ文字・写真・他のロゴなどを置くことは禁止されています。

具体的な禁止事項は次のとおりです。

  • 長体・平体・斜体・回転など、形を変える
  • ロゴ内の間隔を変更する
  • 書体を変更する
  • ブランドカラーを独自の色へ変更する
  • 影・縁取り・立体表示などの効果を加える
  • アイソレーション内へ別要素を配置する
  • ロゴが見えにくくなる背景に置く
  • 文章中の文字の一部としてロゴを使用する

広告主が広告・販促・告知物でLINE関連素材を使う場合は、一般のアイコンガイドラインだけでなく、広告主向けの専用ガイドラインも確認してください。

LinkedInロゴの利用規約|画面21px・印刷6.35mm以上

LinkedInのフルロゴ(「in」アイコン+LinkedInの文字)は、誰でも自由に利用できるわけではありません。公式Brand Guidelinesでは、LinkedInとの既存の関係があり、Brand LicenseまたはTrademark Licenseを持つ場合を除き、LinkedIn Logoの使用を認めていません。

ライセンスを持つ場合でも、サイズや表示方法に具体的な条件があります。

  • 画面上の最小サイズ:ロゴ内の[in]部分の高さを21px以上
  • 印刷物の最小サイズ:[in]部分の高さを0.25インチ=6.35mm以上
  • 拡大:配布PNGのネイティブ/最大サイズを超えて拡大しない
  • 背景:青色ロゴ+白背景が推奨
  • オンライン:原則カラー版を使用
  • 印刷:カラー版が実用的でない場合に限り、白または黒の単色版を使用可能
  • 配置:自社ロゴと合体させず、LinkedInロゴを独立して表示する

つまり、LinkedInは「SNS一覧だからフルロゴを自由に置いてよい」とは扱わないほうが安全です。利用するアセットの種類と自社が保有するライセンス条件を確認してから掲載しましょう。

SNSロゴでよくある規約違反・NG例

1. Google画像検索で見つけたロゴを使う

検索結果に出てくるロゴは、旧版、非公式、加工済み、解像度不足の可能性があります。必ず各SNSの公式ブランドページから取得しましょう。

2. 自社サイトのデザインに合わせて色を変える

サイトをモノトーンに統一したいからといって、すべてのSNSロゴを自社ブランドカラーに変えるのは避けるべきです。SNSによって許可されている色のバリエーションが異なります。

3. ロゴを切り抜く・変形する

縦横比の変更、文字部分だけ削除、輪郭追加、角丸化、回転などは、多くのブランドガイドラインで禁止されています。

4. ロゴ同士を詰めすぎる

SNSロゴにはクリアスペースやアイソレーションと呼ばれる余白指定がある場合があります。フッターに複数ロゴを並べる場合でも、最低限の余白を確保してください。

5. 「公式」「公認」に見える配置をする

ロゴを自社ロゴと一体化させたり、「〇〇 × Instagram」のように提携を想起させるデザインにしたりすると、実際には存在しないスポンサー・提携関係を誤認させるおそれがあります。

6. 用途別の申請条件を確認しない

Web掲載は可能でも、大型印刷物、OOH、放送、商品パッケージ、広告などでは別途申請が必要なケースがあります。媒体が変わればルールも再確認しましょう。

用途別|SNSロゴを使う前のチェックポイント

用途 確認ポイント
Webサイト・フッター 公式アセット、リンク先、最小サイズ、余白、色を確認
LP・広告クリエイティブ 商用利用可否、第三者ブランド利用、提携誤認、広告ポリシーを確認
営業資料・ホワイトペーパー 印刷サイズ、媒体、ブランド表記、スクリーンショット利用条件を確認
チラシ・看板・OOH 事前許可の要否を必ず確認。Instagramなどは媒体・サイズで申請条件あり
商品・ノベルティ 通常のSNS誘導とは別扱いになりやすいため、ライセンス条件を確認

SNSロゴを安全に使うための5ステップ

  1. 使用するSNSの公式ブランドページを開く
  2. 最新の公式ロゴデータをダウンロードする
  3. 使用媒体ごとの許可条件を確認する
  4. 最小サイズ・余白・色・禁止加工を守ってデザインする
  5. 公開前に最新ガイドラインと照合する

デザイナーに制作を依頼するときも、「SNSロゴを適当に入れてください」ではなく、対象SNSの公式ガイドラインURLと公式素材を共有するとミスを減らせます。

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SNSロゴの利用規約に関するよくある質問

SNSロゴはWebサイトに無料で掲載できますか?

無料で使えるケースは多いものの、「無料=自由に加工してよい」という意味ではありません。各社が指定する公式アセット、色、サイズ、余白、用途条件を守る必要があります。用途によっては事前許可も必要です。

Font AwesomeなどのSNSアイコンなら自由に使えますか?

アイコンデータ自体のライセンスと、SNS運営会社の商標ルールは別の問題です。第三者のアイコンライブラリを使う場合でも、対象SNSのブランドガイドラインを確認してください。

SNSロゴの色を白黒に変更しても大丈夫ですか?

SNSによって異なります。公式が白・黒などのバリエーションを提供している場合は、その承認済みデータを使います。自分で色を変更するのではなく、公式配布素材から適切なバリエーションを選ぶのが基本です。

自社のSNSアカウントへのリンクならロゴ利用の許可は不要ですか?

リンク目的だから一律に許可不要とは限りません。媒体、サイズ、使い方によって条件が異なるため、各SNSの最新ガイドラインを確認してください。

まとめ|SNSロゴは必ず最新の利用規約を確認して使おう

SNSロゴを使うときに最も大切なのは、「有名なマークだから自由に使える」と考えないことです。公式ブランドページから正しいデータを取得し、加工禁止、余白、最小サイズ、許可申請、提携誤認などのルールを確認しましょう。

特に広告・LP・印刷物・OOHなどは、一般的なWebサイトのSNSリンクとは扱いが異なる場合があります。制作時点で必ず最新の公式ガイドラインを確認し、不明点がある場合は各社の窓口に確認するのが安全です。

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参考:主要SNSの公式ブランドガイドライン

※本記事は2026年9月時点の公開情報をもとに作成しています。各サービスの規約・ブランドガイドラインは変更される場合があります。実際にロゴを使用する際は、必ず各社の最新公式情報をご確認ください。